イヤースピーカーを簡単に表現すると、「スタックスが製造/販売しているコンデンサー型のヘッドホン一式」です。
通常のヘッドホンは、磁石とコイルを組み合わせたダイナミック型(よく見かけるスピーカーと同様の形式)ですが、イヤースピーカーは音の汚れの原因となる磁気を極限まで追放する理由などから、磁石が不要のコンデンサー型を採用しています。
ただし、コンデンサー型のヘッドホンは高電圧を要求されます。そのために専用のアンプ(スタックスではドライバーユニットと呼んでいる)を組み合わせて使用するのです。
もちろん、コンデンサー型を採用するだけで、単純に音が良くなる訳ではありません。
音質的に優れながらも、高度な製造技術が要求されるので、誰でも簡単に真似はできません。
長年の経験と度重なる改良により、スタックスのイヤースピーカーはその名に恥じない音の良さを生み出しているのです。

イヤースピーカー

私が所有しているのはCLASSIC System
これはイヤースピーカーのLamba Nova
背景が汚くて申し訳ありません
(イヤースピーカー・ドライバーユニット共に
製造終了)



ドライバーユニット

こちらはドライバーユニットのSRM-3
上面の埃がちょっと情けない


専用のアンプが必要となり、使い勝手では不利な点は否めませんが、イヤースピーカーから繰り出される、純粋かつ汚れが微塵も無い芸術の世界に、誰もがその虜になってしまいます。
一見するととっつき難そうにも思えますが、その心配は全く無用です。ラインナップも多く、真空管を用いた高級機から入門者向けの低価格機まで、更には電池駆動可能な携帯タイプまであります。
接続方法も簡単です。 お手持ちのCDプレイヤー等のオーディオ出力端子から、通常のオーディオケーブルでドライバーユニットに接続するだけで、通常のオーディオ機器と比較しても、何ら難しい個所はありません。
音楽観まで覆す魅力があるイヤースピーカー。皆様にも是非一聴していただきたいものです。

※詳細や技術的なことを知りたい方は、スタックスのページ(http://www.stax.co.jp/)をご覧ください。
更に詳しい紹介がございます。


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